化学物質過敏症とシックハウス症候群を考える
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早期対処が必要な理由

化学物質過敏症は発症し悪化すると、それ以前の体質に戻すことが困難な病気です。
発症の引き金になる化学物質が1種類でも、化学物質過敏症になると多くの化学物質に反応するようになります。
 
例1
新しく家具を買ってから気分が悪くなったが、その場を離れると改善するのでそのままにしておいた。気がつくと今まで使っていたシャンプーやリンス、化粧品の匂いで目やのどが痛くなったり、気分が悪くなるようになってしまった。
 
これは家具に含まれる化学物質にさらされた結果、 化学物質過敏症を発症した事になります。一度こうなってしまうと、家具だけではなく、反応してしまう生活用品全てに気を配った生活になります。

例2
オフィスが完全に分煙されていないため、日頃から目やのどの不快感を感じていた。ある時から吐き気やめまいなどを感じるようになり、わずかなタバコの煙でも仕事ができないほどの体調不良を起こすようになってしまった。

これもタバコに含まれる化学物質により、化学物質過敏症になってしまった事になります。

重度の化学物質過敏症になると
日常に化学物質があふれているため、外出時も自宅にいる時も多くの苦労を伴います。

<外出時>
・歩きタバコをしている人とすれ違った
・香水を付けた人とすれ違った
・交通量(排気ガス)の多い道に近づいた
・香料入りのガムを噛んでいる人が近くにいる
 
気軽に飲食店に入ることができなくなります。禁煙の店を選んでも、香水を付けた人が近くに座っていたら耐えられません。買い物に行っても買いたい品物の近くに芳香剤売り場があった場合、その匂いで近寄れません。美容室に行くのにも苦労します。
<家の中>
・窓を開けると、近隣の洗濯物の匂いが入ってきた
・近隣の部屋のベランダで喫煙している人がいる
・新聞、雑誌のインクの匂い
 
家の中から化学物質を追い払ったとしても、近隣の環境により思うように窓を開けることさえできなくなります。雑誌を読むのも苦労する生活になります。  

これらは生活の中で苦労するほんの数例です。
 
ただ、全ての人が同じようになるわけではありません。
病状はとても個人差が大きく、進行具合も違ってきます。
 
テレビなどの特集を見ていると、かなり重度の患者さんのケースを扱うことが多いため、一部の人だけが発症する重病というイメージが感じられる事があります。
 
誰にでも発症する危険があり、症状の程度は様々です。 タバコや香水だけという人や、特定の殺虫剤にひどい症状が出る人もいます。
 
>  化学物質過敏症になる人とは

化学物質過敏症の進行の仕方

警告期
初期症状が現れる

  化学物質に接すると、自律神経が不調になり、血圧や神経活動に変調をきたす。体調を崩すものの、一過性のレベルですぐに回復する。
この段階で化学物質が原因の不調と気づけることは少ない。
   
マスキング期
蓄積されている状態

  マスキングとは、症状が分からないように覆われている(マスクしている)状態の事。化学物質が蓄積し続けているにもかかわらず、改善したように思える。
体が体調を取り戻そうとして、化学物質と闘っているのです。
   
器官衰退期
化学物質過敏症の発症


  蓄積した化学物質に体が耐えきれなくなり、化学物質過敏症を発症。
多くはこの段階で、化学物質過敏症という病気に気づく事になります。
   
他の病気の併発など
化学物質過敏症の進行
  一度発症すると、あらゆる化学物質に反応するようになります。
他のアレルギーを起こしたり、ストレスから様々な病気を併発することもあります。





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