ベイクアウトとは
シックハウスの原因になるホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなどは揮発性有機化合物(VOC)と呼ばれ、熱で揮発し空中に拡散されます。
ベイクアウトはそれを利用した方法で、室内温度を人工的に30〜35度まで上げ、化学物質の放出を加速させた後、換気を行う方法です。繰り返しベイクアウトを行うことで、シックハウスの元になる化学物質の量を短期間で減らしていく事が目的です。
ベイクアウトの欠点
以前は有効な手段とされていましたが、最近では効果が思ったほど期待できないという報告も出ています。
- 使用されている化学物質の量が規制により昔に比べて減ったため、大幅な効果が見込めない可能性がある。
- 高温多湿により、家具や部屋の素材(建材)が痛む可能性がある。
- ベイクアウトを行っていない通常の室温でも、ベイクアウト前に比べ化学物質が揮発しやすくなる可能性がある。
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ベイクアウトの方法
一回につき最低でも半日以上かかります。
温度を上げるため、火事などの過失が起こらないように注意が必要になります。
- 家具にも含まれるため、家具の引き出しや扉を開けて空気に触れる部分を多くする。
- 室内温度を上げる。
・温度は30〜35度
・湿度を60 % に上げると効果が上がる。加湿器を使うと手軽です。
※室内の温度・湿度が一定になるように、扇風機などを使って工夫すると効率が上がります。
- 一定の時間、放置する。
半日以上(数日置くと効果が高くなるとされている)
- 換気を行う
換気の方法にもよりますが、30分〜1時間以上は行う方が良い。
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ベイクアウトに効果のあるもの、ないもの
ベイクアウトする対象がはっきりしていないと、効果の判断が難しいと言えます。
- 効果が期待できるもの
トルエンには非常に有効。揮発率が高く、塗料に含まれている場合は、乾いてしまえばそれ以降に新しく揮発することが少ないため、ベイクアウトで一気に揮発させて軽減させる事ができる。
- 効果が低いもの
・接着剤のホルムアルデヒドが原因の場合
接着剤 = ホルムアルデヒドのため、接着剤として存在する限り減らない。
・可塑剤(壁紙のビニールクロスに使用されている)の場合
ビニールクロス自体に含まれているため、取り除かない限り効果が少ない。
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効率的に換気を行う
 気を取り込む入り口と、室内の空気を排出する出口が対角線上にあると、効率よく換気することができます。
対角線上とまでは行かなくても、外気の入り口と、室内からの出口になる二つがセットであることが必要になります。入り口と出口は、離れた場所にあるほど良いとされます。
十分に行き届かない場合は、扇風機などを使い、部屋の空気を循環させると効率が上がります。
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